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今回は『小さな会社 儲けのルール』を読んでみたので
その感想を書いていこうかなと思います。
このページをササッと読んで、深く共感してくれたら嬉しいです。
それでは、どうぞー。
お金って結局、外から回ってくるんだよねぇ~
ぶっちゃけた話
経営の大原則は『粗利益の確保』です。
これが最重要。
じゃあその粗利益を確保するためには? と言えば
『営業方法』や『商品の魅力』に力を入れる事が最短となるのではないでしょうか。
しかし世間では
「会計・公的資金の借り方」など数字をイジることを重視して
営業にウェイトを置いてないビジネス本も未だ見受けられるのではないかと思います。
(※ もちろん、最近はウェイトを置いてる内容の本が割と増えているような気がしますが)
経営は常に『back to basics』
昔に比べて、特に社長という肩書は
だんだんありがたみが薄れてきているような気がします。
正直な話、書類作って法務局で商業・法人登記さえすれば
「誰でも社長になれる」んですよ。
だから、肩書がどうこうではなく
お金を稼いでいるか
これが一番大事なんですね。
アメリカの最先端を行っている某SNS会社の大赤字より
そこらのおじちゃんが1人でやっている立ち食いそばで
わずかでも黒字を出している方が
経営という観点からしたら優秀なんです。
そして何よりも
『粗利益の瞬間=お客からお金を渡された瞬間』が一番大事と
この本では述べられています。
「お客様からお金を頂いている」
この認識が欠如してしまうと
もう顧客本位の視点には立てないと思うんですよね。
そして、お客と接しないままお金が入ってきちゃったら
自分に都合がいいように仕事をしてしまうんですよね……良い意味でも悪い意味でも。
(……そりゃ本音を言えばそっちの方が楽でいいでしょうけど 笑
現状の理解と勉強の方向性
現代は、独立起業しても
1年で約4割が廃業に追い込まれ
10年持つのは2割弱と言われています。
勉強すれば、もしかしたらもうちょっと生き残れるかもしれないですけど
著者は、そもそも勉強の仕方から間違いだと指摘しています。
理由はいくつも述べていますが
少しだけピックアップすると
① 成績優秀な営業マンが独立しても、営業力と経営力は異なるのに
「俺ならできる!」と勘違いしている人が一定数いる
② 様々な著名の経営本を読んでいる勉強熱心なサラリーマンが独立したけど
実践ではまったく役に立たなかった
など、具体的な例を用いて、説得力のある内容となっております。
「②がなんでダメなの?」と思われるでしょうが
世の中に紹介されている大多数の経営情報は、大企業の成功例なんですよね。
大企業の経営者が、同じ大企業の経営を参考にするのは有意義でしょうけれども
それ以外の人が、どんなに感動した内容を読んでも役立てることは難しいです。
経営から見る、戦術と戦略
著者が一番いいたいことは
「経営の源」 = 『お客を作り出し、その数を多くすること』
これに尽きます。
言葉で言えば、単純明快ですけど
今現在も、多くの会社はこれに四苦八苦していることでしょう。
その点、著者はさらに踏み込んだ内容をこの本に記しています。
①『自分の主観』
②『お客の主観』
③『競争相手の主観』と
3つの視点を明示し、自身はどうあるべきかについて
さらに詳しく述べています。
また、経営の「戦術」と「戦略」の違いを明確に定義付けており
きちんと両者の違いを理解した上で、独立して経営せよと語っております。
(※ ちなみに著者によると、本屋で売ってる本の9割は戦術本だらけなので
そんなに買わなくて良いそうです。
けれど、その違いが分からない人は手当たり次第買っちゃうとか。
そして最後に
【経営の8大要素!】とか
【やってはいけないこと3選!】とか
この当時で今のyoutuberみたいなアピールをしつつ
中身ではしっかりとライバルとの差別化のやり方や
弱者が生き残るためにより必要な内容が描かれているのですから
この本は、とてもメリットが多くてコスパの良い本だと感じました。
個人的にはぜひ読んで欲しい1冊だと思います。
それでは今回はこの辺で~。
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